『ヤバい集中力』という本を読み直しています。
名著『しあわせ仮説』のなかでは象と象使いと表現されていたいわゆる本能と理性のような性質ですが、『ヤバい集中力』では獣と調教師というメタファーで書かれています。
獣と調教師のそれぞれを上手にコントロールすることでヤバい集中力を発揮することができ、本書ではそれぞれを制御するためのライフハックがたくさん紹介されています。
マイクロソフトの研究によると、私たちは平均で40秒に1回のペースで何かに気を取られ、そのたびに「感情」との戦いを強いられているそうです。
そしてもしその戦いに負けてしまえば、私たちの集中力が元に戻るのに必要な時間はおよそ20分超とのこと。
ただ、幸いなことに獣が生み出す感情は強度が強い一方で「持続時間が短い」という特徴を持っているそうなので、この衝動をやり過ごす術を知っていれば感情に負けることなく、もとの作業に戻れるというわけです。
そのやり過ごす術として、本書で有効だといっているのが「自己を観る」能力です。
たとえば、仕事をしている最中にYouTubeが気になってみたくなったとき、「あっ、仕事が退屈だからか、獣がまたYouTubeのことを頭に浮かべてきたよー。このままだと手に取っちゃうから、スマホの電源切るか」みたいな感じで、感情の波を観察して、神経伝達物質の影響が和らぐまでやり過ごせばいいというのです。
これを心理学ではデタッチド・マインドフルネスというそうです。
このように思考と感情から意識的に距離を置くことで獣に打ち勝てるというわけですね。
でもそれが難しいんだよ、という声が聞こえてきそうです。
次回は、デタッチド・マインドフルネスの身に付け方について紹介してみたいと思います。
カノデタッチド・マインドフルネスを身につけたい!
