引き続き『最高の脳で働く方法』を読んでいます。
シーン5は、脳の覚醒についてのテーマでした。脳をさせるためには、適度なストレスをかけたり、脳にとって目新しいことをすると覚醒しやすいよというお話でした。
シーン6は、インサイト(ひらめき)を起こすためには?という話です。
おさらいですが、本書でここまで書かれていたことは、脳の特徴を知り、処理力を最大化しようという話でした。
一度に2~3個以上のことを考えないようにして(テーマ2)、処理は1つずつ行い(テーマ3)、ディストラクションを排除して(テーマ4)、適度な覚醒レベルで実行する(テーマ5)。
これらの手順で確かに処理能力は上がりますが、インサイトが必要な局面では行き詰まるとのことです。
なぜなら脳の使う部分が違うからです。ここまでの話はすべて、前頭前皮質をより効率的に動かそうという話でしたが、インサイトについては前頭前皮質ではなく右前側頭葉と呼ばれる部位が重要とのことです。
そして、右前側頭葉を活性化させるためには、ここまでがんばって活性化させようとしてきた前頭前皮質を抑える必要があるとのことです!
これはなかなか大変だなーと思いました。
通常処理を最大効率でこなしつつ、行き詰まったときは、その機能をあえて抑制し、別の部位が働きやすいようにするというわけですよね。
かなり難しそうですが、できるとかなり強力だと思うので都度意識してみようと思います。
ということで、シーン6のエッセンスです。
脳に関する事実のまとめ │シーン6
- 問題の解決を図るとき、同じような答えにいとも簡単にはまり込む。これを行き詰まりと呼ぶ。
- 行き詰まりを解消するには、脳をアイドリング状態にして、間違った答えの活性化を抑制する必要がある。
- インサイトを得るには、かすかな信号に耳を傾け、ゆるいつながりが形成されるようにしなければならない。そのためには、電気活動を最小限に抑えて心を落ち着かせる必要がある。
- リラックスした幸せな気分であればあるほど、インサイトが頻繁に生じる。
- 具体的なデータよりも、情報と情報のつながりに関わっている右脳が、インサイトに大きく貢献している。
最高の脳で働く方法 │シーン6
- プレッシャーを取り除き、期限を延長し、楽しいことをして、とにかく不安を減らす。
- 休憩をとり、気楽で面白いことをして、答えが浮かんでこないか確かめる。
- 心を落ち着けて、かすかなつながりの中にあるものを確かめる。
- 問題を掘り下げるより、情報と情報のつながりに注目する。詳細に入り込むより、高い目線からパターンとつながりを検討する。
- 問題を顕著な特徴にまで単純化する。それによって、高い目線から問題を振り返り、インサイトの前に生じるかすかなつながりの気配に注意を払い、インサイトが生じたときにじっと集中できるようにしておく。
確かにいわれてみると仕事をしていて行き詰まったな〜と思うときは多々あります。でもこれまでは、行き詰まっている状態だというメタ認知をそんなにしてこなかったと思います。認知していないので対策もとらなかったわけですね。
今後は(明日からでも)行き詰まりにもっと耳を傾けて、エッセンスの中にあるような方法を使って本当にインサイトが得られるか試したみたいと思います。