5年ほど前に発売されたものですが、内容をほとんど覚えてなかったので再読しています。
今日は第2章を読んでいきます。
イノベーションと生産性の関係の話をすると、
- イノベーションと生産性は相反する関係である
- イノベーションは時間を決めずに取り組む中から起こる
などの意見がよく出てくるそうですが、著者はこれは大きな誤りであると看過しています。
一般に、
イノベーションが起こる → 生産性が上がる
という因果関係に反対する人は少ないと思いますが、
生産性が上がる → イノベーションが起こる
という因果はちょっと理解できないという人も多いそうです。
しかし、後者がとても重要です。
なぜなら、会社の業務のうちほとんどはオペレーショナルな業務に占められているため、イノベーティブな業務に使う時間(Time for innovation)がないからです。
つまり生産性を意識しない会社にイノベーションは起こりえないということになります。
次に、著者はイノベーションには、
- 技術的イノベーション
- 非技術的イノベーション(ビジネスイノベーション)
のふたつがあり、それぞれイノベーションが起こるまでの流れが異なるといいます。
技術的イノベーションは、研究上・技術上の画期的な発見や発明によって起こり、それらは人間の知的好奇心によって推進されます。
一方で、非技術的イノベーション(ビジネスイノベーション)は、問題解決への強い希求によって起こり、それらは現実の問題への認識を起点にはじまります。
つまり、ビジネスイノベーションを起こすためには、社員に「問題認識力=課題設定力」と「その問題を一気に解決したいという強い動機づけ」を持たせることが不可欠で、これがまさに「Motivation for innovation」であり、そのために大きな役割を果たすのが「生産性という概念を日常的に、強く意識させておくこと」とのことです。
本書は主に会社での仕事の場面が中心ですが、個人の生活の場面でもまったく同じことがいえますね。
まず、オペレーショナルな作業(家事とか事務処理みたいな提携作業とか)の生産性を上げて時間を作り、空いた時間でイノベーションに取り組む。そしてイノベーションに取り組むときは、いま取り組んでいる課題を一気に解決するようなやり方はないか?と考える。
仕事だけではなく、個人にもそっくりそのまま使える考え方で、非常に有益でした。
楽しくなってきました。
引き続き読んでいこうと思います。
イノベーションには生産性への意識が必要!